クソ客ばかりでイヤになります・・・・
●質問
メンズエステで働いてなにがイヤかというと、クソ客が来ることです。しかも、友だちと話してて感じるのは、友だちはそれなりにステキなお客さんに恵まれているようですが、私の場合は、ほとんど全員がクソ客で本当にイヤになります。どうすればクソ客に出会わずにすむのでしょうか?
●回答
メンズエステに限らず、どのような客商売であっても、クソ客は必ず来ます。それを避けるのは不可能です。しかし、あなたの友だちのように、クソ客遭遇率が低い人がいるのも事実で、そういった人の接客方法や生きざまを参考にすればよろしいのではないかと思います。そのことについて以下に具体的にご説明しましょう。
自分のことを見下していない?
クソ客遭遇率の高い人は、自分で自分のことを見下している人です。言い方を変えるなら、自己肯定感の低い人です。「私なんてどうせ」とか「他に仕事がないからメンズエステでバイトでもするか」という生きざまの人はしばしばクソ客に出会います。
これには2つの理由が考えられます。
1つは、自己肯定感が低いので、相手のいいところに目がいかない……ゆえに、ほかのセラピストさんであれば、お客さんのいいところを見つけ出して、とりあえずそこに気持ちを集中させて、どうにか60分とか80分という接客時間をやり過ごすところを、自己肯定感の低い人は、お客さんのイヤなところばかりに目がいって、「このクソが」とかと思いながら60分ないし80分の施術時間をすごす羽目になります。そしたら、お互いにとって気持のいいことなんて何も起こりませんよね。
2つ目は、気持ちは必ず相手に伝わるということです。決してスピリチュアルな話ではなく、気持ちは波動として相手に伝わっています。
例えば、初対面の2人がなんとなく気が合うのか? それとも、なんか嫌なのか? というのは、お互いが放っている波動によります。あなたが相手のことをなんか嫌だなと思っていれば、相手もなんか嫌だなという波動を出すようになり、2人はうまくいきません。反対に、知らない人だけどとりあえず仲良くしてみようかなと思っていれば、相手も同じ波動を出してきてうまくいくというようなことです。
自己肯定感が低い人は、もともと自分で自分のことを見下しているので、マイナスの反動が出ています。それがお客さんに伝わると、お客さんも自分の体からマイナスの波動を発するようになります。悪循環です。
クソ客に出会わないようにする方法
というわけで、以上のことから、クソ客に出会わないようにする根本的な方法はただ1つ、自己肯定感を上げることです。
自己肯定感というものは、生まれ持った性格とか、親との関係とか、親がどのように育てたのかなどによりますが、そういった細かなことはさておき、まずは適職に就くことです。
自分に向いている職業、好きでなくてもいいので「この職業なら、なんとなくしっくりくるし、頑張っていけそうだ」と思える職業に就くことです。それだけである程度自己肯定感は高まります。
例えば、親と全くうまくいっておらず、なんなら親と絶縁したいと思っている人が学校の先生になったとしましょう。そして彼女は、学校の先生であることにある程度納得しているとしましょう。残業は多いし、残業代もろくに出ないけれども、学校の先生という職業は自分にとっての適職ではないかと思っているとしましょう。その場合、彼女はある程度、うまく仕事をやっていける人になります。モンスターペアレンツがグズグズ文句を言ってきても、どうにか親を説得し、円満にその場を収めることができ、その労力や手間について「めんどくさかったけど、この職業につきものだから仕方ないか」と水に流すことができます。
適職に就こう!
いかがでしょうか?
メンズエステの仕事は、ほんの20年ほど前まではマイナーな職業でした。日陰者の職業ということでは決してなく、メンズエステそれ自体がまだ一般的なものではなかったので、マイナーでした。
ところがこの20年ほどで、メンズエステといえば女子大生にとって普通のアルバイトであり、またシングルマザーにとっても普通の仕事という社会的地位を獲得しました。
これはなかなか素晴らしいことだと思います。しかし、そんな風に間口が広がったことによって、メンズエステのセラピストという職業が自分に向いているのか、向いてないのかにかかわりなく、とにかくお金がほしいからメンエスで働くという人が増えました。
その結果どうなったかと言えば、ご質問にあるように、クソ客遭遇率の高いセラピストさんと、反対にクソ客遭遇率の低いセラピストさんに二分されました。
話の根本はいたってシンプルです。自分に向いている職業に就きましょう。これに尽きます。
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